横須賀・三浦 文化
公開日:2022.09.23
「市工」の歴史を後世に
卒業生ら有志が記念碑
1902年に豊島村立豊島実業補習学校として創立した横須賀市立工業高校。2003年に市立3校の統合のため閉校して20年。100年続いた「市工」の歴史を伝えていこうと、卒業生らが、かつて校舎があった現・横須賀総合高校内に記念碑を建立した。
「人間味豊かな工業人の育成」という教育目標のもと、ここで学んだ卒業生は約1万7千人に上る。同校は豊島小・汐入小の校舎、八幡山、公郷町、池上町、久里浜と場所を転々。「閉校で同窓会組織もない。今も実習棟は残っているが、当時の校舎も解体されて市工をしのぶものがなくなってしまっていた」と1958年度卒業生の森田常夫さん=人物風土記で紹介。昨年、「市工の歴史を保存する会」を立ち上げ、モニュメント(記念碑)づくりの寄付を募る活動を開始し、約410人の卒業生と企業11社が賛同。約290万円が集まり、ステンレス製の記念碑が完成した。
9月11日に実施したお披露目には、同会の役員ら25人が参加。森田さんは「多くの卒業生が産業の第一線で活躍している。市工の心を伝え続ける場所になれば」と感慨深げに話した。
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