横須賀・三浦 教育
公開日:2022.12.16
追浜高校
文武両道・独立自主の志つなぐ
創立60年記念式典で節目祝う
神奈川県立追浜高校が今年、創立60周年を迎えた。11月11日に同校体育館で記念式典が行われ、在校生のうち3年生と定時制生徒らが出席。全日制生徒会長の平岡怜奈さんは「60年の歴史を受け継ぎながら、新しい追高(おいこう)を作る種まきをしたい」と話した。
式典の第2部では、卒業生(41期)でフリーライターの中村洋太さんが「人生における回り道について」をテーマに講演、生徒から将来について質問が飛び交う場面もあった。
記念演奏では卒業生の蛇目泰子さん(ソプラノ)、松永知史さん(ソプラノ)、渡邊達徳さん(ヴァイオリン)らがプロの演奏を聴かせた。最後は音楽選択の生徒もステージに上がり=写真=、校歌斉唱で周年を祝った。
コロナ禍により、在校生のうち1・2年生と保護者らは配信中継による視聴となった。
伝統と歴史を大切に
生徒や地域から「追高」の愛称で親しまれている同校。この60年で全日制約1万9千人、定時制約1900人が「文武両道」「独立自主」の校訓のもと、社会に巣立っている。全日制の坂元久美子校長は「追浜の地域は歴史的にも伝統のある場所。60年の間、多くの先輩たちが培ってきたつながりを大事にしてほしい」と節目にあたり感謝の意を表した。
60周年の記念事業としてこの式典のほか、周年記念誌を作成。PTAからは昇降口の下駄箱などが贈られた。
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