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横須賀・三浦 社会

公開日:2023.02.10

選択肢に「起業」も
三浦学苑でキャリア教育

  • 生徒らに起業の意義を説く池田さん(左)と都築さん

 高校生に将来の選択肢の一つとして「起業」を考えてもらう講演会が2月2日、三浦学苑高校であった。若い世代を対象にした「よこすか起業部」を展開する横須賀市産業振興財団の企画。

 オーダーメイド型ボランティアを事業展開する都築則彦氏(NPO法人おりがみ)と農薬や化学肥料を使用しない茶葉など環境を考慮した製品開発に取り組む池田航介氏((株)Perma Future)の若手起業家2人が起業の経緯や心構えを話した。同校の1・2年生約400人が熱心に耳を傾けた。

 都築氏は大学時代、東京五輪・パラリンピックを「自分ごと」にすることを同世代に呼びかけ、自主的に行動するボランティア団体を設立。これを契機に、誰かの夢をボランティアプロジェクトで実現させる活動を続けている。事例として、スペースバルーンを打ち上げて地球を撮影する宇宙事業などを紹介した。

 大学で農業を学ぶ中で自給自足の暮らしを営むエコビレッジの存在を知り、感銘を受けたという池田氏。自身がめざす持続可能な農業を実践するために起業という手段を選んだことを話した。

 起業を考える上で必要なことについて、都築氏は「当たらなくても思いっきりバットを振る姿勢が大切」、池田氏は「ビジョンを語り、共感してくれる仲間を一人でも多く集めること」と各人が持論を語り、学生らに挑戦と行動を促した。

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