横須賀・三浦 教育
公開日:2023.02.24
書き込むごとに成長
「手帳甲子園」日本一の平田さん
毎日のスケジュールや学習の到達度などを記入する手帳の上手な使い方や工夫している点を競う中高生対象の「第11回全国スコラ手帳甲子園」(手帳活用部門)で、長沢中学校3年の平田佳穂さんが全国1位となる最優秀賞を受賞した。応募総数533人。この中から1次・2次審査を通過し、12月に都内で開かれた本大会に出場。18人が壇上でプレゼンテーションを行い、「毎日の書き込みを通して成長した経験」を発表した平田さんが見事頂点をつかんだ。
「手帳甲子園」は、中高生向けの手帳を開発している(株)NOLTYプランナーズが主催している全国規模の大会。長沢中では、同社の「スコラ手帳」を数年前から生徒手帳に採用し、自己管理や目標達成のための計画づくりを指導に取り入れている。
平田さんの手帳活用はこうだ。
まずは2週間分の授業の時間割と家庭学習のスケジュールを書き出し、すぐ横にその日の授業と家庭学習の自己評価を3色に色分けして視覚化していく。「足りない部分を反省しつつ、できた部分を眺めながら自分を褒めて次の頑張りにつなげる」と平田さん。テストの目標点数とそれに向けて取り組むことも記入し、達成度合いを、手帳を開くたびに自己対話するのだという。「100点は無理かもしれないけど、MAXは出せるだろ‼ がんばれ」─。欄外には自分に向けたこんなメッセージもあった。
勉強だけでなく、日々の中で感じた些細なこと、上手くいかないことも率直に記している。「自筆の文字だから、過去の出来事をすぐに思い出せる」。手帳は自分を律したり、励ましたりする大切な存在。「絶対に手放せない」
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