横須賀・三浦 社会
公開日:2023.09.22
横須賀市
コロナ・インフル同時流行
急拡大に予防呼びかけ
横須賀市内では、新型コロナウイルスの感染者が再び増加傾向にある中、8月末頃からインフルエンザの感染も広がり、同時流行している。
市内14の指定届出医療機関が週に1回報告している「定点把握」によると、新型コロナの報告患者数は夏休みが始まった7月中旬〜下旬を境に右肩上がりで推移する。8月7日〜13日の181人から、翌週同14日〜20日に291人となり、9月4日〜10日には80歳以上を中心に349人が感染。横須賀市の1定点あたりの報告数は、ほとんどの週で全国と県平均を上回っており、高止まりが続いている。
それに加えて、今年は本来冬場に感染が拡大するインフルエンザが、”季節外れの流行”の様相を呈している。9月4日〜10日の市内報告数は108人で、1医療機関あたりの新規患者数は7・7人。1・0人が流行シーズン入りの目安だが、現在は注意報が発令される10・0人に迫る勢いだ。
神奈川県衛生研究所は、「新型コロナウイルス感染症の流行以前と比較してインフルエンザの流行期入りが早い」とし、同時感染による重症化や感染拡大を防止するため、こまめな手洗い・うがい、マスクによる咳エチケットの徹底、ワクチン接種、適切な受診などを呼びかけている。
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