タイの国技で立ち技最強と言われている格闘技「ムエタイ」で注目を集める姉弟がいる。吉井在住の「吉成姉弟」だ。格闘技の祭典「RIZIN」にも出場し、活躍する吉成名高さんはいとこにあたる。姉の乃亜さん(22歳)は11月26日に横浜市で行われた「BOM(バトルオブムエタイ)」でIPCC日本女子ライトフライ級王者に、弟の士門さん(19歳)はジュニアアマチュア時代に20冠達成、プロになってからは4冠で、ムエタイ界「令和の怪物」と評される期待の新星だ。
昨年プロになったばかりの乃亜さんの競技歴はまだ3年ほど。柔道やレスリングなど様々な格闘技を経験してきた。「ただダメージを与えるだけじゃない。技のキレイさや駆け引きなどの心理戦があるのが面白い」とムエタイの魅力を話す。
東京都千代田区にある日本大学へ片道2時間かけて通学。教職課程を履修しているため授業が終わるのは午後7時を回る事もあるというが、週4日はジムでの練習を欠かさない。
「得意技は全部」と自信満々に笑みをこぼすのは士門さん。名高さんにジムを紹介され競技を始めた小学4年生以来ムエタイ一筋。後進育成にも力を入れ、週に1度は子どもたちの指導を行う。
名高さんも獲得したムエタイの聖地「ラジャダムナンスタジアム」のベルトを目下の目標に鍛錬に励んでいく。「日本だけじゃなくタイでも名前を轟かせたい」と意気込む。
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