政治の世界に興味を持ち始めた時期が二十歳くらいでした。1960年代、学生生活の自由や社会の在り方を問う学生運動が各地で盛んで、私の出身の早稲田大学もかつて「早大闘争」と呼ばれる大規模な学生運動が行われていました。しかし、入学した頃には沈静化しつつあり、いわば学生運動の喧騒の後の虚無感を抱えていたのを強く覚えています。是非はともかく、先輩たちが本気で世の中を変えようと力を注いでいただけに、「私たちは今後、社会のために何をすべきなのか」との思いでいっぱいでした。
そうした現状を打破するきっかけとなったのが、横須賀選出の(当時)衆議院議員・田川誠一さんの存在です。田川さんらが1976年に結成した保守新党「新自由クラブ」の理念に共鳴し、ほとんど大学へ行かず選挙運動に明け暮れる日々。学生遊説隊長としてマイクを握り、「いずれ議員になりたい」と政治家を志すようになりました。
また、横須賀市内には東京六大学の学生が集うサークルがあり、私も一員として活動していました。同年代の仲間たちと野球大会などのイベントを企画したり、若松町の中央酒場で飲み交わして交流を深めたりして楽しかったですね。あとは身体づくりのためのトレーニングも欠かしませんでした。
私の人生訓は、【1】失敗を恐れるな【2】良い仲間を作る【3】いつでも人生はやり直すことができる-という3つです。人間は1人で生きられません。そして、失敗の数だけ成長します。私も若い頃にたくさん挫折したことがありますが、友人がいてくれたからこそそのたびに立ち上がり、今日があります。意思があれば人生の扉は何度でも開くと伝えたいです。
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