横須賀・三浦 社会
公開日:2024.01.05
団長に聞く
消防団の役割、やりがい
──地域で活躍する消防団の役割は?
「消防や救急の業務を専業で行う消防士(公務員)とは異なり、消防団を構成する団員は仕事を持ちながら、昼夜を問わず火災が発生すれば現場に駆けつける。消火活動はもちろん、延焼防止や周辺の交通整理なども重要な役割。風水害や土砂災害にも対応しており、市の消防局と連携を図りながら事態収拾に努める。団員は地域に暮らす生活者であるため、危険箇所などに精通しており、日頃から警戒活動も行っている。立場としては非常勤特別職の地方公務員に位置付けられるが、ボランティアの性格が強く、自助の精神と地域愛が根底にある」
──平時はどんな活動を?
「地域で消防防災のリーダー的な役割を果たすために日頃から研修や訓練を行っている。実際に災害が発生した際に適切な行動が取れるよう、各分団でホースや消防ポンプの操法などを確認している。新入団員には長瀬にある消防総合訓練センターで基礎演習を受けてもらっている」
──団員の確保に難しさを抱えている。
「担い手不足は全国的な課題。横須賀では、若い人の参加を促すためにデザイン性を重視したワッペンを採用するなどしてアピール。世代を超えたコミュニティの良さや地域の魅力再発見など本質的な部分も積極的に発信している。最近では女性や親子で参加しているケースもある。出初式は格好のPRの場。多くの人に関心を持ってもらいたいと思っている」
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