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横須賀・三浦 社会

公開日:2024.02.09

プリザーブド墓花(ぼか)
枯れぬ美しさに哀悼込めて
なでしこブランドに認定

  • 設置や維持管理の手間のない仏花

 瑞々しく色鮮やかに咲き続ける花に、「いつまでも続く故人への想い」を込めて--。

 女性が開発に貢献した優れた商品やアイデアを認定する「神奈川なでしこブランド2024」の商品に、プリフラ・sayumi(田浦港町)の「プリザーブド墓花(ぼか)」が選出された。

 同商品は生花の美しさを長期間楽しめるよう特殊液で加工した「プリザーブドフラワー」を使用。造花やドライフラワーと異なり、見た目や感触は生花そのもので、水替えの必要がないことからインテリアやプレゼントとして、近年人気を集めている。

 「生花はすぐ枯れてしまい廃棄や花筒の清掃など手間がかかる」「遠方だと頻繁に花を手向けることができない」といった悩みを解消しようと考案したのが、代表の石川サユミさん=人物風土記で紹介=だ。クラウドファンディングで開発資金の支援を募り、利用者の声をもとに改良を重ねて、「日本初のプリザーブド墓花」として商品化にこぎ着けた。

 約半年間、美しさが続くフラワーアレンジメントを閉じ込めた高さ約30cmの専用花器を、墓石の花筒に挿し込むだけの手軽さもあって評判は上々。昨夏からは野比の最宝寺に設置する自動販売機でも取り扱いを始めたほか、横須賀市のふるさと納税の返礼品にも登録され、昨年1年間で約100個を売り上げたという。販売は1対1万5千円(税込)〜、同社HPなどで購入できる。

*  *  *

 今年度の「なでしこブランド」は、70の応募商品から17件が選ばれ、2月5日に県庁で認定式が行われた。

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