神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
横須賀・三浦版 公開:2024年7月12日 エリアトップへ

逃げの姿勢はもう捨てた 遠藤雄介さん(津久井浜高卒 32歳)

スポーツ

公開:2024年7月12日

  • X
  • LINE
  • hatena
2年時は強肩を生かした三塁手として出場
2年時は強肩を生かした三塁手として出場

 津久井浜高校では強肩を生かした守備と”ポテンヒット製造機”と称される柔軟な打撃センスで2年時からレギュラーを勝ち取った。

 尊敬する1学年上の先輩の引退試合は、人生で一番泣いた。2回戦の相手は強豪と名高い武相高校。取っては取られてのシーソーゲームだったが、ダメ押しの3点本塁打を浴び「だめかもしれない」と試合中にも関わらず涙があふれた。結局覆すことが出来ず敗退。「もう大好きな先輩と野球が出来ない」。野球に対する気持ちが切れかけていた。

 新監督が就任した新チームでは、厳しさを増す練習で、けがが悪化。満足なプレーが出来ずユニフォームを脱いだ。しかし待ち受けていたのは、苦楽を共にした仲間への申し訳なさが募る悶々とした日々。「もう一度あいつらと野球をやりたい」。熱い思いが足を動かした。

 春には部に復帰。しかし一度ついた”逃げの姿勢”が不振を呼んだ。「フルスイング」を目標に掲げ、失った時間を取り戻そうと必死にあがき夏にはレギュラーに返り咲いた。迎えた最後の夏、流れを呼び込む長打を放ち出塁するも判断を誤り塁上死。チームは消沈し、惜敗した。悔やんでも悔やみきれない。だが同時に、一度は投げだした自分を受け入れてくれた仲間への感謝の気持ちで一杯になった。

*  *  *

 現在は「ハッピー遠藤」の名で活動するピン芸人。ライブやネタ番組のオーディションでチャンスをつかむその日を待っている。初めは70人ほどいた東京の松竹芸能の同期は数人しか残っていない。だが辞める気はさらさら無い。芽が出ずとも、苦しんでも「最後までやり抜く大切さ」は高校野球が教えてくれた生きる糧だから。「一度は逃げても、諦めなければ道は続いている」

ピン芸人として活動する
ピン芸人として活動する

湘南巻き爪矯正院 

無料相談会実施中!神奈川16店舗展開 施術実績41万回超 切らない・痛くない「負担の少ない施術」

https://shonanmakitume.com/yokosuka/

<PR>

横須賀・三浦版のローカルニュース最新6

産後ケア 手軽に利用

横須賀市

産後ケア 手軽に利用

民間と連携し実証実験

4月18日

旬野菜の詰め放題

辰若

旬野菜の詰め放題

福祉団体の展示販売も

4月18日

障害者の働く場を創出

障害者の働く場を創出

三浦市初のA型施設開設

4月18日

凄技連発

ウインドサーフィンフリースタイル競技

凄技連発

4月18日

チャレンジ歓迎シェア空間

チャレンジ歓迎シェア空間

平坂にポップアップショップ

4月18日

マップ片手に「ぐるぐる」

マップ片手に「ぐるぐる」

三崎で春まつり

4月18日

あっとほーむデスク

横須賀・三浦版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

  • OGURIをあるく

    OGURIをあるく

    〜小栗上野介をめぐる旅〜第43回 横須賀編【9】文・写真 藤野浩章

    4月18日

  • わたしのまちでいきる

    わたしのまちでいきる

    【37】息子視点も織り交ぜ発信「一般社団法人sukasuka-ippo代表理事 五本木愛」

    4月18日

  • OGURIをあるく

    OGURIをあるく

    〜小栗上野介をめぐる旅〜第42回 横須賀編【8】文・写真 藤野浩章

    4月11日

横須賀・三浦版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2025年4月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook