三浦市三崎の海南神社境内でひな人形約350体が飾り付けられ、参拝客の目を楽しませている。本殿や神楽殿、階段などそこかしこで、色鮮やかな人形が春のひとときを演出している。展示は3月9日(日)まで。
新型コロナ禍の2021年、自宅にこもりがちだった住民らに「明るい気持ちを届けよう」と家庭での役目を終え寄付された人形を飾り始めた。期間中は毎日神職らが手作業で人形を並べる。
人形は手のひらサイズから30cmほどで時代や意匠もさまざま。それぞれが各家庭で大切にされてきた。元所有者の中には人形の”嫁ぎ先”を見て目に涙を浮かべる人もいるといい、米田郷海宮司は「同じひな人形でも表情が一つひとつ違う。各家庭の思いを感じ取ってもらえれば」と話す。
川崎市から2人組で訪れていた50代の女性は「うちはずいぶん前に飾り終えたけど懐かしくなっちゃう。壮観ですね」と感心した様子だった。
|
<PR>
横須賀・三浦版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
落語で知る「東京大空襲」5月16日 |