全国的な「米不足」と「価格高騰」が日本中を騒がせている。横須賀市内での動きをまとめた。
500キロ市に寄贈
米穀等卸売業者の「ヨコショク」(日の出町3の9)の苅部一夫社長は6月5日、上地市長を訪れ、市に米500kgを寄贈したことを報告した。
「地域貢献のため食糧を配ろうと決めたタイミングで、ちょうど米不足の状況になった。必要としている人に届いてほしい」と苅部社長が説明した。上地市長は「大変な状況の中、貴重な米をいただいた。子どもたちにたくさん食べてほしい」と感謝の言葉を述べた。
寄贈した米は秋田県産の「あきたこまち」で、契約農家から仕入れたもの。市を通じて市内の子ども食堂連絡会や児童養護施設などに配られた。
一人あたり2キロ相当になるという。
200袋即完売
小泉進次郎農林水産大臣の掛け声で、備蓄米の入札が随意契約となって放出された品が市内のスーパーでも並んだ。
若松町にある「スズキヤ横須賀店」では6月6日、備蓄米の販売を開始。定価2000円で国産ブレンド米5kg入りを200袋用意した。
買い占めを防ぐため一人一袋の購入に制限する措置が取られたが、開店後すぐに売り切れた。黒木葵店長は「『いつ備蓄米は出るのか』と問い合わせがかなりあった。ようやく仕入れられた」と安どの表情を浮かべた。
一方で、備蓄米の販売はこの日限り。次回の入荷は未定とした。購入した70代の女性は「近所でなかなか買えないため、持って帰るのが大変。近くで売ってほしい」と話した。
![]() 備蓄米を買い求める人たち
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