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横須賀・三浦 政治

公開日:2025.06.13

高齢化対策訴え、市政刷新
為壮稔氏(71)

  • 駅前で街頭演説を行い、支持を訴える

 昨年10月の衆院選に続き、市長選にも挑む。医療・介護の現場で40年以上勤務した経験から、高齢化を「市の待ったなしの課題」ととらえる。介護事業所に対し、介護報酬引き下げ分の補填やガソリン代の補助など支援を行う新潟県村上市の事例を挙げ「他自治体を参考にした、事業所を補助する独自の取り組みが必要」と強調。市政の場に土俵を移した今回は、現職との対立姿勢を鮮明にする。

 無所属で立候補する意向だが、自身は日本共産党三浦半島地区常任委員を務める。党が掲げる18歳未満の医療費無償化や消費税5%への減税などの公約に連帯する。公約にケア労働者の育成事業の補助や健康増進を掲げ、バスの再増便などで外出機会を増やし、閉じこもりを防ぐビジョンを掲げる。6月5日から駅頭での演説に力を入れており、「現職の施策は市民の声に背くもの。安心なまちづくりを望むなら、私に支援を」と声を張り上げた。

 広島県生まれ。釣り好きが高じて横須賀に移住した。被爆2世として、平和への思いは人一倍強いと自負する。昨年9月に市内で発生した米軍人による交通死亡事故について「市の対応が不十分だ。抗議の意思が伝わってこない。標識が分からない米兵に、安全運転ができるのか」と述べ、基地の存在自体を疑問視。県基地連絡協議会への即時復帰を強く求めている。

 昨年の衆院選で小泉進次郎氏に約10万票の大差をつけられた反省を踏まえ、「全ての世代に主張を伝える必要がある」と繰り返し強調。辻立ちの際に通りがかった若者に積極的に声をかけ、自身の政策について意見を交換する姿が目立つ。「市民とともに新しい市政をつくる」がスローガン。

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