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横須賀・三浦 社会

公開日:2025.10.03

よこすか開国花火
まさかの中止、飲食店困惑
米政府封鎖の余波、米海軍基地開放も

 横須賀市は10月5日(日)に開催予定の「よこすか開国花火大会」の中止を発表した。アメリカ政府の連邦議会で予算が可決されず、政府機関が封鎖になったことが理由だ。市は米海軍横須賀基地から、花火大会と同時開催の「日米親善ヨコスカフレンドシップデー2025」の中止連絡を受け、花火大会開催を断念した。

 昨年、同時期に行った花火大会には18・5万人の来場があり、今年は19万人を見込んでいた。市は観覧者の約半数が米海軍基地内で観覧すると想定しており、近隣の三笠公園が大規模工事中で受け入れることができないことなどから、苦渋の決断を下した。上地克明市長は「安全に観覧してもらう代替地の検討をしたが、雑踏事故の懸念があり、断腸の思いだ」とコメントしている。

 市が中止の判断を発表したのは2日の午後4時頃。花火大会の会場にほど近い日の出町で飲食店を営む60代の男性店主は一報を受けて、当日の注文を見込んで準備していた食材の仕入れを慌ててキャンセル。「来店とテイクアウトの予約を多数受けており、想定外の出来事だ。平時の3倍の売り上げを期待していたのだが」と落胆を隠さない。大量に仕入れたプラ容器を指さしながら、やり場のない気持ちを打ち明けた。

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