横須賀・三浦 文化
公開日:2026.01.23
映画『豚と軍艦』上映会
混沌の基地の街、青春の破滅
戦後復興から成長期に向かう混沌とした時代。米軍基地のある横須賀を舞台にした今村昌平監督の映画作品『豚と軍艦』(1961年公開)の上映会が1月31日(土)、深田台の横須賀市文化会館中ホールで開かれる。
うわまち病院の閉鎖以降、上町エリアの商店街への客足が減少していることを受け、地域資源を生かした活性化に取り組む「よこすか人社プロジェクト」が企画した。エリア一帯への誘客を図るほか、作品上映を通じて、ある種の熱を帯びていた横須賀の一時代を振り返る。
作品のあらすじはこうだ。米兵相手の商売や売春、裏組織の抗争が繰り広げられる基地の街。暴力団「日森組」は米軍基地から出る残飯を入手して養豚を始め、主人公のチンピラ欣太(長門裕之さん)は飼育主任となる。欣太は組織の中での出世を夢見るが、裏切りや殺人が発生して状況は悪化。ついには警察の手が伸び、追い詰められた欣太は世話をしていた何百頭もの豚をどぶ板通りに放ち、逃走を図る──。クライマックスを飾る豚の暴走シーンは、日本の映画史に残る名場面として知られている。上映開始は午後6時30分。入場料500円。上映前の午後5時から戦後の横須賀史をテーマにしたトークもある。
問い合わせは、同プロジェクト【携帯電話】070・2790・9211。
《作品に詳しい杉山一夫さんの解説》
『豚と軍艦』は、1960(昭和35)年夏から秋にかけて横須賀でロケされ、昭和36年1月に封切られた、丸ごと横須賀が舞台の映画。時代背景は朝鮮戦争休戦(昭和28年)から売春防止法公布(昭和31年)の間。今村昌平監督はこの映画を「重喜劇」と呼んでいる。喜劇を支えているのが三大ギャグで、クライマックスのEMクラブ裏の豚の氾濫は、三つ目のギャグの終わりと重なる。話の骨子は十代の破滅的な純愛映画だが、今村は「パンパンの街・世界の赤線」と言われた当時の横須賀を、重い笑いで包み込んだのであった。
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