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公開日:2026.10.02
横須賀市三浦市 災害VCを開設 被災者支援に本腰
甚大な被害をもたらした台風25号に伴う大雨災害を受け、横須賀市と三浦市の両市に初めて「災害ボランティアセンター」(災害VC)が開設された。土砂災害に見舞われた住宅の復旧作業など、被災者とボランティアの支援を結ぶ取り組みが本格化している。
災害VCは、大規模災害の発生時に支援を求める被災者とボランティアをつなぐ機関。一般的には自治体からの要請を受け、地域の社会福祉協議会(社協)が設置や運営を担う仕組みだ。
遠慮なく支援申請を
観測史上1位となる365・5mmの48時間降水量を記録し、各地で土砂災害が相次いだ三浦市では9月24日に災害VCを開設。住宅内へ流入した土砂の撤去や不要となった家財の運び出しなど、28日までに8件の支援依頼が届いている。
市内外から寄せられたボランティアの応募は約5件。三浦市社協は支援の要請に応じて事前に現場調査を行い、作業の安全性を確認。そのうえで、作業内容に応じた最適な人数を現場へ派遣する仕組みだ。
現場で調査にあたる社協職員は「壁を突き破って部屋に流入した土砂や、くるぶしの上の高さまで泥で埋まった生活道路など、まだ表に出てきていない被害が多くある」と明かす。
被害は生活の場だけでなく、教育現場にも及ぶ。敷地や体育館に大量の土砂が流入した旭小学校では、校舎利用が難しくオンライン授業を余儀なくされる状況。復旧の長期化による子どもたちの居場所確保など、懸念は尽きない。
同社協の担当者は「復旧が長引けば、今後どのような課題が出てくるか見通せない。小さな困りごとでも構わないので、遠慮なく相談してほしい」と、被災住民に向けて強く呼び掛けている。
ニーズ把握を最優先
市内各地で大規模な土砂崩れや冠水被害が発生した横須賀市でも、25日に災害VCが開設された。現状は被災者の求める支援内容などを調べるニーズ調査の段階で、28日までの要請件数は1件にとどまっている。
ボランティアの募集については、支援要請の数を見極めながら進めていく方針。必要とされる作業の量などに応じて、市内にとどまらず市外や県外の広域的な協力体制の構築も視野に入れて準備を進める考えだ。
地元で広がる支援
これまでにボランティアに応募してきた多くは両市の市民。横須賀市の久里浜商店会では「三浦半島台風災害義援金」として募金を始め、市民の高い関心が寄せられているという。
災害VCに関する各種相談や支援に関する問い合わせは、横須賀市社協【電話】046・821・1303、三浦市社協【電話】046・888・7347へ。
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