横須賀・三浦 社会
公開日:2026.10.07
三浦市 官民連携 シェアサイクルで移動支援 観光や災害時にも活用
三浦市は10月1日、京浜急行電鉄(株)、(株)サンオータス、OpenStreet(株)の3社と「シェアサイクルを活用したまちづくり推進等に関する連携協定」を締結した。市内の移動手段を充実させ、観光振興や災害時の公共交通寸断など、シェアサイクルを生かした地域課題の解決を目指す。
三浦市では、鉄道駅から医療機関や商業施設までの移動や、起伏の多い地形による移動負担、観光シーズンの交通渋滞などが課題となっている。バスなどの公共交通だけでは対応しにくい地域もあり、新たな移動手段の確保が求められていた。
こうした課題を背景に、市と京急電鉄などは2025年12月からシェアサイクル事業の検討を開始。26年2月にはシェアサイクルサービス「HELLO CYCLING」の提供を始めた。
利用の定着へ
サービス開始から8月までの利用回数は約4300回に上る。現在、市内には25カ所のステーションが設置されており、最大で120台が駐輪できる。利用の約8割が市内で完結しており、市民の日常的な移動手段として定着しつつあるほか、観光客による利用も広がっているという。
出口嘉一三浦市長は、同市について「海に囲まれ、自然に恵まれた魅力のある地域」とした上で、同事業によって市民や観光客が「車では訪れにくい場所」に足を運んでもらえることに期待を示した。起伏の多い地域やバス路線から離れた地域にも訪れやすくなることで、市民の日常的な移動の利便性向上に加え、観光客の回遊促進にもつながるとした。
締結式では、台風などによって鉄道や道路が使えなくなった場合にも、自転車が移動手段の一つとして機能する可能性についての説明もあった。平時の交通手段としてだけでなく、非常時にも役立つ地域の移動手段として活用を検討していく方針だ。
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