連載 第一回「地域包括ケアシステム」 100まで元気!健康ワンポイントアドバイス 三浦市社会福祉協議会 成田慎一
はじめに、私たちは今、一つの覚悟を求められています。
三浦市の介護を取り巻く環境を見渡すと、「このまま安穏としてよいのだろうか」という想いをお持ちの方も少なくないでしょう。
そうした中、国は「地域包括ケアシステム強化法」を可決・成立し、どの自治体においても、その地域に応じた「地域包括ケアシステム」を構築することを始めております。
「地域包括ケアシステム」とは、「高齢者が要介護状態になっても住み慣れた地域で自分らしい生活を最期まで送れるようにサポートし合う社会システム」のことです。
特に、大切なことは、自助・互助といった部分、つまり支え合いを地域の皆様に委ねていることです。これを受けて三浦市社協では、神奈川県のCHO(健康経営)構想に逸早く賛同し、健康増進の大切さを唱えております。さらにこの理念を浸透させるため、未病センターを中心にして、担い手の育成やサロンづくりを進めてきました。
超高齢社会に備えて、健康寿命を延ばすという選択が今、最も有効な策と考えたからこそ、私たちには覚悟が必要なのです。
そこで、健康増進に不可欠な【1】口腔ケア【2】食事【3】運動【4】社会参加など「自助」を強化する取り組みについて、今後お話しさせていただきます。
(つづく)
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