連載20 世界一の素敵親子をめざして 文・家庭教育支援チーム「はっぴー子育て応援団」
現在のコロナ禍では、ズームによる授業、会議、研修が当たり前になっていますが、先日私もティーントリプルP(思春期の子どもを持つ養育者向け)セミナー講師資格研修を受講しました。オーストラリア在住の講師と北海道から九州までの19人が2日間参加。以前は、講師がオーストラリアから来日していましたので、講師と各地からの受講者の移動負担がなくなりました。新型コロナは、私たちの生活に様々な影響を与えていますが、グローバル化を急速に進めている一面を実感しました。
この度、日本に導入されたティーントリプルPセミナーには「責任感のあるティーンエイジャーを育てる」「能力のあるティーンエイジャーを育てる」「ティーンエイジャーの人間関係を助ける」の3つのトピックがあります。小学生までは、何とかなっていた親子関係が中学生以降に難しさを増し、保護者の悩みが増えることは世界共通です。しかし子育ての影響は、その後の子どもの人生に大きくかかわると言われ、「言うことを聞かない」だけで終わらせないようにしたいものです。それだけ子育ては大切なのです。
思春期の子どもとの関わり方で難しく思うことの一つに、子どもの感情への対応です。自分の感情をうまく表現、コントロールが出来ない思春期の子どもには、どうしたら良いかを考えさせ、養育者が気持ちを受け止め、手伝いすぎずにいることが大切です。
話すことも少なくなり親子のコミュニケーションがスムーズに取れないと感じる方も多いでしょうが、子どもの興味の内容を数分話す、描写的にほめる、夢中になれる活動を与えるなど、良い関係作りは、小さい頃の関わりで良いのです。
今後さらにグローバル化が加速し、世界を相手に考え、行動するスキルが求められ、楽しくも大変な時代を生きて行く子どもを育てる基本は、家庭です。ぜひトリプルPに参加いただき、思春期の子育てにお役立てください。三浦市でも初冬の頃にティーントリプルPセミナーを開催する予定です。 (つづく)
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