連載 100まで元気!健康ワンポイントアドバイス 三浦市社会福祉協議会 成田慎一
第三十三回「コロナフレイル実践編【1】」
緊急事態宣言が延長され、長引く自粛により皆様の体にも影響が出てきていると思います。また、寒さもあって家でじっとしていることは、感染予防では大切ですが、フレイル(体の虚弱化進行)予防には逆効果です。三浦市のフレイルサポーターの生みの親でもある東京大学の飯島教授は、特にコロナ禍によるフレイルの進行を「コロナフレイル」と称して、マスコミを通じて警鐘を鳴らしており、今回からシリーズでその対策についてお伝えします。
コロナフレイルは社会活動の自粛に伴い「筋肉の衰え」が進行した状態を指しますが、運動・食事・社会参加にバランスよく取り組むことで改善できます。しかし、サロンや教室が中止になっている中では、社会参加の機会が少なくなるため、まずは自分でできる運動の時間を確保していただきたいと思います。
そこでおすすめしたいのは、ユーチューブで公開している「お家でできる!介護予防体操」と「リハビリ体操メソッド」です。パソコンやスマートフォンから視聴可能ですので、いつもサロンで行っている体操がそのままご自宅でできます。この体操の効果は、筋肉のストレッチですので、必ずこの後にウォーキングや筋力トレーニングを追加して下さい。次回は筋力トレーニングについて、詳しく解説いたします。
終わりに、サロンの再開に向けて、オンラインによるサロンを試行しております。まだ課題はありますが、新たな社会参加の場を急いで創出してまいります。 (つづく)
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2020年5月29日号