連載31 世界一の素敵親子をめざして 文・家庭教育支援チーム「はっぴー子育て応援団」
秋本番となりました。先日、スーパーでトレイに2〜3尾入って、やや遠慮がちに陳列されているサンマを見かけました。身近な秋の味覚の不漁は、地球温暖化による海水温上昇や海流変化が原因と言われています。SDGsの達成目標である2030年がどんな社会になるかは、私たち一人ひとりにかかっていると実感した場面でした。
9年後、お子さんは何歳になっていますか?この先の成長が楽しみな反面、入学や進学、受験、部活、交友関係、スマホの使い方など保護者にとって、悩みや不安も多いでしょう。その不安を和らげるのに役立つのが、「良好な親子関係の築き」です。「良好」と聞くと、完璧さをイメージして難しいと思われがちですが、日常生活の中で築くことが出来ます。今月から毎月のシリーズでお伝えしていきます。
コミュニケーションの基本は「話す(会話)」ことです。最近、お子さんとどんな会話をしましたか?会話の定義は「話し手だけの物でなく、その場にいる人達が、話したり聞いたりして共通な話を進めること」とあります。親子にとって当たり前すぎますね。でも、気をつけなければいけないことがあります。それは、聞き取り調査のようにならないこと。大人は、つい先走って色々と聞きたくなり、良かれと思い意見しがち。大人でも必要以上に聞かれ、意見されたら話したくなくなりますよね。アニメ、ゲーム、スポーツ、趣味など子どもが興味を持ち楽しく話したくなるような内容がいいでしょう。
昔の夕飯は、家族全員が揃って食卓を囲む姿がありました。そんな食卓では、様々な会話があったことでしょう。子どもは、そのような環境の中で会話を通して色々な学びがありました。「孤食」「子ども食堂」という言葉が存在する時代が来ること、さらにはメールやSNSなど新しいコミュニケーションツールを子どもが日常的に使う時代が来るなんて、私には想像出来ませんでした。この先のどんな社会の変化にでも対応でき、話すことでコミュニケーションがとれる子どもにしましょう。 (つづく)
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