逗子・葉山版 掲載号:2011年2月11日号
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逗子こども能 伝統の能「土蜘蛛(つちぐも)」に挑戦 2月27日(日) 逗子文化プラザで公演

なぎさホールの舞台で地謡の稽古に励む子どもたち。本番まで1ヶ月を切り、練習に熱がこもる
なぎさホールの舞台で地謡の稽古に励む子どもたち。本番まで1ヶ月を切り、練習に熱がこもる

 地域の子どもたちに演技を通じて能の面白さを知ってもらおうと08年から行われている「逗子こども能」が2月27日(日)、逗子文化プラザなぎさホールで行われる。これまでの子ども能では素謡と仕舞が中心だったが、3回目を迎えた今回は初めて一つの演目に挑戦する。演目は源頼光伝説を題材にした「土蜘蛛」。本番まで1ヶ月を切り、練習も熱を帯びてきた。

年長から中2まで30人が参加

 「くずせやくずせひとびとと。よばはりさけぶそのこえに…」。稽古場所に子どもたちの声が響き渡る。能独特の所作や立ち回りにまだぎこちなさは残るものの、演じる子どもたちの表情は真剣そのものだ。

 「逗子こども能」は同ホールのオリジナル企画として3年前からスタート。当時一般向けの能楽事業が好評だったことから「まだ敷居の感じない子どもたちにこそ能楽に触れる機会を」との思いから始まった。

 当初から一貫しているテーマは「見るより、まずやってみよう!」。稽古は能の基礎知識を学んだり舞台を鑑賞するのではなく、実際に声を出したり体を動かして伝統文化に親しんでもらうことに重点を置いた。今回は逗子市や葉山町などの年長から中学校2年生まで30人が参加。昨年5月から月に2度の稽古を行い、練習を積んできた。

 指導するのは観世流シテ方能楽師の柴田稔さん。温和な人柄の柴田さんだが、ひと度稽古になると「今のところ発音が違う!もう一度」と厳しく檄を飛ばす。「子どもは先入観がない分、覚えが早い。こうした機会に子どもたちに伝統文化の面白さを少しでも味わってもらえれば」と柴田さん。また今回はお囃子以外の役回りは全て子どもがこなすほか、本番には装束を纏うなど造りも本格的だ。「今回のような公演は能の世界でも画期的なこと」という。

古典芸能知るきっかけに

 今回の演目「土蜘蛛」は源頼光を題材にした物語。病床の頼光をめぐり、土蜘蛛を退治するまでが描かれる。舞台では体を動かす立ち回りが多く、シテ(役者)が白い蜘蛛の糸を放つ場面も見どころだ。

 本番まであと2週間あまり。頼光役を演じる小西一生くん(小3)も「最初はセリフを覚えるのが大変だったけど、今は演じるのが楽しい」と演技に自信もついてきた。「子どもたちが元気いっぱいに演じる場面を楽しんでほしい。また今回の公演で多くの方に日本の古典芸能を知ってもらうきっかけになれば」と柴田さんは話している。

 公演は2月27日(日)、午前10時15分開場、10時30分開演。チケットは無料で全席自由。先着500人。問合せは同ホール【電話】046(870)6622まで。
 

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