新善光寺で「牛供養」酪農家や関係者など16人が鎮魂捧ぐ
葉山町上山口の新善光寺で先月26日、葉山牛を生産する酪農家らが一同に介し、食肉として解体された牛を弔う「牛供養」を行った。当日は秋晴れに恵まれ、関係者ら16人が参加。酪農家らは「牛魂碑」を前で手を合わせ、解体された牛たちに感謝の祈りを捧げた。
牛供養は葉山牛の酪農家らの年1回の恒例行事。一昨年には「葉山牛ブランドを記念して石碑をつくろう」と新たに同寺に牛魂碑を建立した。
慰霊碑は葉山牛をモチーフにした台座が特徴的で大きさは高さ1・7m、幅2・5mほど。牛供養では台座に果物や野菜などが供え物がそえられ、同寺の住職が供養のための経を読み上げた後、参加者らが一人ひとり、慰霊碑の前で手を合わせた。同町上山口で葉山牛の飼育を営む石井廣さんは「葉山牛は私たちの生活から切り離せないもの。日ごろの感謝と敬意を込めて祈った。安らかに眠ってほしい」と話した。葉山牛は三浦半島で飼育された黒毛和牛。現在4戸の酪農家が飼育しており、年間200頭ほど生産されている。
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