戻る

逗子・葉山 社会

公開日:2011.11.04

葉山牛に感謝と敬意込め

  • 葉山牛をモチーフにした慰霊碑に祈りを捧げる参加者

新善光寺で「牛供養」酪農家や関係者など16人が鎮魂捧ぐ



 葉山町上山口の新善光寺で先月26日、葉山牛を生産する酪農家らが一同に介し、食肉として解体された牛を弔う「牛供養」を行った。当日は秋晴れに恵まれ、関係者ら16人が参加。酪農家らは「牛魂碑」を前で手を合わせ、解体された牛たちに感謝の祈りを捧げた。



 牛供養は葉山牛の酪農家らの年1回の恒例行事。一昨年には「葉山牛ブランドを記念して石碑をつくろう」と新たに同寺に牛魂碑を建立した。



 慰霊碑は葉山牛をモチーフにした台座が特徴的で大きさは高さ1・7m、幅2・5mほど。牛供養では台座に果物や野菜などが供え物がそえられ、同寺の住職が供養のための経を読み上げた後、参加者らが一人ひとり、慰霊碑の前で手を合わせた。同町上山口で葉山牛の飼育を営む石井廣さんは「葉山牛は私たちの生活から切り離せないもの。日ごろの感謝と敬意を込めて祈った。安らかに眠ってほしい」と話した。葉山牛は三浦半島で飼育された黒毛和牛。現在4戸の酪農家が飼育しており、年間200頭ほど生産されている。

 

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

逗子・葉山 ローカルニュースの新着記事

逗子・葉山 ローカルニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS