自転車運転に関するルール遵守とマナーアップを図る交通安全教室が先月25日、逗子高校で行われた。
この日採用されたのは「スケアード・ストレイト」と呼ばれる手法。スケアード(scared)は「怖がる・おびえる」の意で、事故の再現現場を直に見せることで恐怖を実感し、危険行為を未然に防いでもらおうというもの。教育技法のひとつとして、県内各地で行われている。
この日事故の再現をしたのは映画やドラマのスタントを手掛ける「(株)ワーサル」(本社・東京都渋谷区)。トラック、乗用車、自転車などを校庭に持ち込み、同校生徒470人が見つめる中、本物の事故現場さながらのスタントを披露した。
始めは車の衝撃を知ってもらおうと時速40Kmの車が人形が乗った自転車に激突。激しい音とともに自転車が大破すると生徒らからは「きゃー」と悲鳴があがった。次に「携帯電話をかけながら」「傘をさしながら」「音楽をかけながら」など”ながら運転”の再現が行われ、その危険性を指摘。さらに大型車両の内輪差による巻き込みや停車中の車両のドアが突然開いた際の衝突、一時不停止や安全不確認による事故などもリアルに再現された。教室を終えて同社スタッフは「自転車は車の仲間。皆さんは交通ルールを守って交通事故を防ぎましょう」と呼びかけていた。
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