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逗子・葉山 社会

公開日:2012.12.14

「介護には無償の愛もって」
プロレスラーの小橋健太さんが講演

  • 怪我や病気などこれまで多くの苦難を乗り越えてきた経験を踏まえながら参加者に介護の心持ちを伝えた

 介護従事者などを対象にした家庭介護講座「介護を頑張っているあなたへ〜がんとの闘いを通じて伝えたいこと」が3日、葉山町福祉文化会館会議室で行われた。同町社会福祉協議会が主催。プロレスラーの小橋健太さんが講師を務め、自身の経験を振り返りながら介護する側やされる側の心の持ちようなどについて語った。



 自身が所属するプロレスリング・ノアの選手権で史上初の2冠王、同ヘビー級王座は13度にわたって防衛するなど「絶対王者」の異名で知られる小橋さん。しかしそこに至るまでには計6度にわたる膝の大手術や度重なる怪我など苦難の連続だったという。06年には健康診断で腎臓がんが発覚、片方の腎臓を摘出した。同じ症状で現役復帰できた選手がいないという絶望的な状況の中、「絶対に復帰する」と言い続け奇跡的に復帰。講演では闘病生活の裏で「妻の無償の愛に支えられた」ことも明かした。「介護に必要なのは愛。する方は見返りを求めず、される方は感謝する。その気持ちを持ち続けてほしい」と呼びかけた。



 後半には会場に集まった参加者からの質疑応答も。発言者した人にはその人の名前を小橋さんの入場曲にのせて「コール」するプロレス流の激励も行われ、参加者は”不屈の鉄人”からエールを受け取っていた。

 

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