逗子・葉山版 掲載号:2013年9月20日号
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女子プロレスラー米山香織選手 初の凱旋試合に手ごたえ

 逗子市出身の女子プロレスラー、米山香織選手(32)が9日、横須賀市船越町の総合格闘技ジム「ロデオスタイル」で自身初となる地元凱旋試合を行った。デビュー14年で「自分がこれまでお世話になった逗子や横須賀の人に観てもらいたい」と自ら企画。当日はプロレスファンら約100人が詰めかけ、白熱した試合が繰り広げられるなか会場は熱気に包まれた。米山選手は「悪天候の中たくさんのお客さんが来てくれた。今後もプロレスを通じて地元を盛り上げたい」と意気込んでいる。

「プロレスで地元盛り上げたい」

 「いよっしゃぁ!」。入場曲が流れると気合いの掛け声とともに入場。150cmと小柄ながら多彩な技にパフォーマンスを織り交ぜ、観客を沸かせた。試合後には「今日ここで試合ができて本当に嬉しい。ありがとうございました」と喜びを噛み締めた。

 プロレスに目覚めたのは中学校2年生のとき。試合を友人と観たのがきっかけだった。迫力ある空中戦に何度やられても果敢に立ち向かう後ろ姿。「女子なのに、なんて強くてかっこいいんだろう」―。強烈な印象は少女に夢を描かせた。「(プロレスは)授業にもないし、習い事にもない。ならいっそプロを目指そう」

 高校に進学すると、本格的に目指そうとちょうどその頃立ち上がった「ロデオスタイル」の門を叩いた。スクワット200回にブリッジ(首を鍛えるトレーニング)2時間など練習は「今も思い出したくない」ほど厳しかったが、音を上げることなく耐え抜いた。8カ月後、プロテストを受け見事合格。「職業を聞かれてプロレスラーと言えることが嬉しかった」と振り返る。

 試合ではデビューから4戦目で腕を骨折するなどプロの洗礼に喘いだが、02年7月にJWP認定ジュニア王座を獲得したのを皮切りに頭角を現し始める。タッグ戦やシングル戦などタイトルを総なめにし、ついたあだ名は「地上最強の小動物」。無差別王座10回連続防衛は未だに破られていない快挙だ。

 だが30歳を目前に周りが次々と結婚していくにつれ「今後の人生を考えて自分も身を固めなければ」と引退を決意。一度はプロレスから退くことを選んだ。しかし最後の試合を終え、引退のテンカウントゴングが響くなか湧き上がってきたのはプロレスへの狂おしいほどまでの愛情。「やっぱり、やめたくない」。セレモニー最中の引退撤回という前代未聞の”事件”に批判や誹謗中傷もあった。「それでもやめなかったことを後悔していない」。

 今年1月からはJWPを離れ、フリーに転向。各団体で試合をこなしながら、今後地元での興行も構想している。「やりたいことが出来るのは幸せ。試合を観てくれる人がもっとプロレスと、地元を好きになってくれれば」。もう迷いはない。
 

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