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逗子・葉山 トップニュース経済

公開日:2013.12.13

活魚朝市、滑り出し好調
買い物客で会場大賑わい

  • 開始1時間ほどでほとんどが完売

若手女性漁師らが初企画



 葉山町漁業協同組合に所属する漁師の有志が7日、同町堀内の真名瀬漁港そばの路上で「葉山いきいき活魚朝市」を初開催した。「葉山で獲れた魚を地元の人に食べてもらいたい」と若手女性漁師の畠山晶(あきら)さん(28)らが企画。獲れたての魚介を求める多くの買い物客で賑わい、好調なスタートとなった。



 三浦半島では三崎(三浦市)や佐島(横須賀市)の漁港など定期的に行われる朝市が活況で、地域の内外から高い集客力を得ている。葉山町では毎週日曜日に葉山港で「葉山マーケット」が開催されているが地元鮮魚が一堂に並ぶ朝市はこれまでなかった。



 背景としては葉山では鮮魚店が年々減少。魚を取り扱う店が少ないため、近隣の佐島漁港や逗子の仲買に卸されるのが一般的という。そのため町民の食卓に地元鮮魚が食卓にあがる機会は少なく、「それならば購入できる場を作ろう」と畠山さんや、同じく今年4月に漁師になった池田善生さん(67)らが企画を進めてきた。



 当日は近海で獲れた伊勢海老やサザエを始めカサゴ、カワギ、タイなどが並び、開始わずか1時間でほとんどが完売する盛況ぶり。「初めてで不安はあったが手ごたえは十分」と畠山さんは振り返った。朝市は魚介の販売だけでなく、漁師による魚のさばき方実演や海の生き物に触れるタッチプール、旬の魚介を使った料理の試食などもできるのが特徴。朝市は今後も定期的に開催する予定で「小さい町の朝市だからこそ、手のこんだことを色々やっていきたい」と意気込んでいる。



 次回開催は来年1月18日(土)。時間は午前8時から10時。販売は魚介がなくなり次第終了。荒天、海が荒れている場合は中止する。

 

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