タイやマンボウ、クジラやサメ。海の中を泳ぐ生き物たちが護岸に出現――。
高圧洗浄機を使って、汚れを落としながら絵を描く「リバースグラフィティ」による作品づくりが小坪で進められている。10月から始まる「逗子アートフェスティバル」の参加作品。200mを超える長さは世界的にも最大級で、完成予定の秋口をめどにギネス記録への挑戦を目指すという。
リバースグラフィティは塗料を一切使わないことからエコなアートとして注目を集めている。先月25日には都内在住のイラストレーター、MAHAROさん(42)による制作ワークショップが開かれ、「波の子学童」の約30人が参加した。
”キャンバス”は逗子マリーナ裏手にある約218mの護岸。生き物の形に切り抜いたアクリル板に勢いよく水を吹き付けると白いシルエットが浮かびあがった。この日は30度を超える猛暑日で、子どもたちは水しぶきを浴びながら約30mを制作。参加した小坪小6年の江村桃さん(6)は「上手に描けた。完成が楽しみ」と笑顔を見せた。
逗子アートフェスティバルは10月7日から。今年は規模を拡大し、様々なアートが市内各所で展開される。
逗子・葉山版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|