逗子・葉山版 掲載号:2018年4月6日号
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逗子市 重文財に古墳時代の「腕輪」 県内で唯一の出土例評価

文化

ほぼ完形の石釧(左端)などが登録された
ほぼ完形の石釧(左端)などが登録された

 逗子市はこのほど、「持田遺跡出土の石製装身具及び玉作関係資料」を新たに重要文化財に指定した。これで同市の重要文化財は20件となった。

 今回指定されたのは市が所有する考古資料で、療育教育総合センター(桜山5丁目)付近にある持田遺跡で発掘された石釧や管玉、勾玉など。

 これらは当時の有力者が威信を示すもの。古墳に副葬されるのが一般的で集落跡からの出土は珍しいという。また未完成品や破片もあることなどから、この周辺で玉作りが行われていたことがわかる。

 特に、石釧(腕輪)は県内唯一の出土例となるほか、大形管玉も類例が極めて少ないという。

 これらの石製品類は、県内最大級を誇る長柄桜山古墳群の存在とともに桜山丘陵一帯が歴史的に重要な場所であったことを示しており、古墳の被葬者像や当時、他の地域でどのような交流があったかを解明する上で貴重とされた。今回指定を受けた9点はしばらくの間、池子の森自然公園内の池子遺跡群資料館で展示される。

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