逗子・葉山 トップニュース社会
公開日:2022.04.01
小坪住民協
独自の防災マップ作成
町内歩き、危険箇所指定
逗子市の小坪小学校区住民自治協議会(阿部陽三会長)が、オリジナル防災マップを作成した。メンバー自ら町内を歩き回り、危険箇所などを確認。市民目線で危ないと判断した情報などを盛り込んだのが特徴で、3月17日に小坪小学校前に掲示した。
小坪住民協では、多発する土砂災害や激甚化する風水害を受けて、2020年10月に「防災マップ作成委員会」を設置。8人の委員を中心に、マップの編集を始めた。同委員会は複数回に分けて「地域歩き」を実施。市の防災安全課や都市整備課とともに、逗子市土砂災害等ハザードマップを参照しながら、危険個所を実際に訪れて記録した。
マップでは、県土木が指定した土砂災害警戒区域のほかに、各地域からの指摘や要望があった場所を「がけ崩れ注意箇所」として反映させた。また、各地域ごとの拡大版も用意し利便性を高めた。
公共施設や避難施設だけでなく、行政のマップでは記載していないコンビニなどの商業施設や病院、子育て関連施設、デイサービスも記載。「いざという時、子どもや高齢者をいち早く助けられるように」との考えで盛り込んだという。
すでに小坪地区の住民に全戸配布したほか、3月17日には関係者が集まり県土木が設置した市立小坪小学校の掲示板に貼付した。県土木の担当者は「小坪の住民の皆様は意識が高い。子どもたちにも関心を持ってもらい、防災教育にもつながれば」と話していた。
住民協の事務局長を務める吉田三郎さんは「実際に歩いてみると小坪は津波だけでなく、土砂災害にも十分注意しなければならないとよくわかった。住民の皆さんにはこれを保管するのではなく、いざという時の避難路の確認など、ぜひ活用して欲しい」と呼び掛けていた。今後、掲示箇所を増やして、地域住民への周知徹底を図っていくという。
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