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公開日:2022.10.21
歴史継承「万感の思い」
東逗子駅開業70周年祝う
東逗子駅開業70周年記念式典が10月16日、逗子市商工会館で行われた。記念講演では、請願運動の中心を担った三田村鳳治さん(100)が登壇。まちづくりのために仲間と奔走した日々を振り返り、「これからの東逗子を盛り上げて」と次世代へエールを送った。
当日は、東日本旅客鉄道株式会社の曽我圭一逗子駅長のほか、桐ケ谷覚市長や地元選出の国・県・市議会議員らが来賓として出席。近隣地域から約60人が集まった。
同実行委では、パネル、式典、記念誌、広報の4部会に分かれて活動。それぞれの報告をした。その後、記念講演会として請願運動の中心的役割を担った「生き証人」の三田村鳳治さん(前法勝寺住職)が講演。湘南ビーチFMの森川いつみさんの司会のもと、当時の沼間地域の様子や先人たちの苦労を語った。
三田村さんはかつて、寄付をしてくれた人たちの名簿を手に「みんなの顔が浮かんでくる。70周年を迎えることができ、万感の思い」と声を詰まらせ、「今では私しかいないが今日このように記念式典が開催され、仲間たちは喜んでいると思う。ありがとうございました」と涙ながらに語った。百寿とは思えない語り口で時折、会場を沸かせ「これからの東逗子を盛り上げてください」と次世代へエールを送ると、会場は拍手に包まれた。
東逗子駅は1952年、地元からの請願駅として開業した。今年4月1日に70周年を迎え、地元有志らが実行委員会(矢部房男委員長)を結成。横断幕の設置や駅構内でのパネル展示などを行ってきた。今後、横須賀線の歴史にまつわる書籍がある蟹江康光さん、由紀さん夫妻による講演会を11月19日(土)に市民交流センターで開催する。午後1時から。12月には駅の歴史をまとめた記念誌を発行する予定。
また、別企画として演劇「小さな駅の物語」が12月18日(日)、沼間小体育館で行われる。Seaside Classicsの主催。午前11時30分からと午後3時から。前売一般2500円、中学生1500円、小学生500円、未就学児無料。公演の詳細は萩生さん【メール】seasideclassics@gmail.com
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