逗子・葉山 社会
公開日:2023.04.14
逗子駅前の渋滞解消へ
カメラとAI解析で課題抽出
送迎車による慢性的な混雑や一向に進まない雨の日の道路、電車とバス利用者、そして買い物客でひしめく歩道――。こうしたJR逗子駅前の課題解決につなげようと、逗子市は民間企業・大学とともに交通状況を把握する試行的な取り組みを始めた。
セーフィー株式会社(東京都)、株式会社上野計画事務所(東京都)、国立大学法人電気通信大学との協働でクラウド型カメラを設置し、映像データとAI解析を用いた駅前広場における交通課題の可視化を図る。利用者がより安全かつ快適に過ごせるような駅前再整備を念頭に置いたもので、定量的かつ客観的な交通データを取得し活用する考え。
4月5日から駅前広場に計14台のカメラを設置している。期間は6月30日(金)まで。自動車や歩行者の交通量、渋滞や滞留等のデータを蓄積・分析する。市によると、5月26日(金)に予定されている花火大会の際のデータも解析するという。映像は全てクラウド上に保存されて市は所有せず、2社が個人情報保護法に基づき管理する。
JR逗子駅前を巡っては、JR東日本が商業ビルの新設を計画しており、スズキヤ逗子駅前店等が入る第1菊池ビルも建て替えを予定。一体となった再開発計画が進んでいる。
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