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逗子・葉山 社会

公開日:2023.10.06

小坪沖、磯焼けの現状知る
児童が水中ドローン操縦

  • 水中ドローンを操縦する児童(上)モニターで海中観察をする児童たち(下)

 一般社団法人地域みらい創造センター主催の小学生向け仕事体験イベント「水中ドローンを操縦して漁場を調べてみよう!@神奈川県逗子市」が9月30日、逗子市小坪漁港沖で開催され、児童5人が「磯焼け問題」を調査した。

 子どもたちは小坪漁業協同組合事務所で、海洋調査などを行う日本海洋事業(株)の社員から、水中ドローンや「磯焼け」についてレクチャーを受け、漁船「たつ丸」(一柳道男船長)に乗り込み、調査ポイントへ出発。順番にドローンの操作を教えてもらいながら操縦したり、ドローンから送られてくる映像をモニターで確認しながら、気付いたことを記録したりした。

 最初のポイントは水深約4mほどで、モニターに映し出された海中は、海藻がほとんど見られず、魚もあまりいなかった。一柳船長によると10年前に比べると10分の1ほどに減っているという。2番目のポイントは水深約8メートル。砂利の水底から岩場にドローンが移動すると、スズメダイの群れ、イシダイ、ベラ、キタマクラ(フグ)、イシガキダイ、カワハギ、チョウチョウウオなど、次々と魚が現れ、子どもたちは笑顔を見せた。

 兄妹で参加した岡村倫太郎さん(小5)と美月さん(小3)は、「魚は少なかったけど、ドローンで探すのは楽しかった。岩場と砂利で魚がいたりいなかったりすることが分かって勉強になった」と語った。

 子どもたちが取った記録や撮影した映像は、「調査結果」として一柳船長に手渡された。

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