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逗子・葉山 コラム

公開日:2023.12.15

「終活情報登録事業」 vol.17
人生100年時代今から始める終活のススメ

 逗子市の終活情報登録事業は令和2年に始まりました(社会福祉課)。きっかけは「一人暮らしの場合はエンディングノートを書いても、読んでくれる人がいないから準備したことが無駄になってしまう」という高齢者のご意見からです。単身世帯にはことさら有効で、ご自身の死後に備え、あらかじめ登録した情報を警察、消防、医療機関、緊急連絡先からの問合わせに速やかに回答できる体制を整え、住み慣れた逗子で安心して暮らすことの支援が目的です。横須賀市が全国に先駆けて運用、鎌倉市や豊島区など6市区が導入。登録する項目の中にはエンディングノートや遺言書の保管場所、入院先、葬儀や死後事務委任等の生前契約等があります(原則65歳以上)。また情報公開課では亡くなられた方の手続きをまとめた「おくやみハンドブック」を配布。市役所内でいくつもの課を回り、書類の煩雑さという遺族の不安や負担を少しでも軽減することを目的として作成した冊子です。

 葉山町では「私の医療に対する希望・終末期になった時」というリビングウィルの冊子を作成、配布しています(リビングウィルとは終末期の本人の意志表示)。今後は厚労省が推奨する「人生会議」をベースに啓発を進めたいとのこと(福祉課)。

 行政の終活支援は確実に広がりつつあるので、まずはご相談を!

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