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逗子・葉山 社会

公開日:2025.07.11

まちを知り、未来を考える
不動産会社が連続講座

  • 講座の会場となった平野邸Hayama(葉山町堀内)

 まちづくり活動に取り組む不動産・建築会社の株式会社エンジョイワークス(本社/鎌倉市)が、葉山町民と共に地域の暮らしやまちの仕組みを学び考える連続講座「まちとくらしのトリセツ」を6月28日からスタートさせた。

 葉山町の「暮らしやすさ」「美しさ」を支えている仕組みやルールを知る人を増やすことが、持続可能な地域づくりの第一歩と捉え行う同講座。同社は「日々の生活では気付きにくい『当たり前』の背景に目を向け、葉山のこれからを自分事として考えるきっかけになれば」と参加を呼び掛ける。

 第1回目は6月28日、旧平野邸を会場に「まちの景観」をテーマに行われた。同社不動産営業部・建築設計部の加藤謙作部長が講師を務め、山の多くが市街化調整区域に該当し、これ以上開発されないようになっていることや、建物の高さ制限、葉山町まちづくり条例などのルールや住民の意識で景観が守られてきたと解説。一方で法律・条例の範囲内で開発事業手続きを踏めばマンション建設が可能であることも示した。その上で、住民自らが景観を守るには、住民協定、建築協定、地区計画などの方法があることを紹介し、事例として近隣自治体や葉山町内での具体例を挙げた。

 参加者からは「葉山は景観が命。これを守るには行政任せでは駄目。みんなで声をあげよう」という意見や、反対に「個人の力を合わせても限界がある。行政を動かすべき」という見解も出た。

 次回開催についての問い合わせは同社【電話】0467・53・8583。

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