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逗子・葉山 社会

公開日:2025.07.11

逗子市
「高台に逃げるぞー」
海の家参加で津波避難訓練

  • 津波警報を知らせる旗を振り、海から上がるように促す

  • 高台を目指す参加者

 逗子市は津波がきた時の、海の家を含めた海岸関係者の役割、避難場所・経路の確認をし、大規模地震発生時の津波対応力を高めるために7月1日、津波避難訓練を実施。行政関係、海の家関係者、一般から260人が参加した。

 訓練は午前10時30分、市内全域で震度7の地震が観測され、気象庁が相模湾に大津波警報を発表した想定で行われた。

 大津波警報が出たことを知らせる放送と同時に監視所に赤と白の津波フラッグを掲示。さらに海にいる人に向け旗が振られ、海の家のスタッフらは「津波が来るぞ、高台に逃げるぞ」と浜に上がるように呼びかけた。その後、指定緊急避難場所の蘆花記念公園と披露山公園を目指し実際に避難行動を行った。

 桐ケ谷覚市長は「海水浴客の中には逗子の地形をよく知らない人がいる。海の家のスタッフが安全な場所に誘導することは大きな役割だ」と協力を呼び掛けた。

 新宿自治会の副会長を務める福井八州雄さん(81)は「海の家の人が避難場所を知るという点でこの訓練は大きな意味がある」と語った。

 逗子海岸への津波被害は最大で高さ10・4メートル、最短到達時間は10分とされている。

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