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逗子・葉山 社会

公開日:2026.01.16

かぐのみ学園
被爆ピアノの調べに感銘
21組が演奏

 広島の原爆投下時に爆心地から3Km圏内で被爆し、傷つきながらも修復され、現存する「被爆ピアノ」。広島市の「矢川ピアノ工房」が保有し、全国各地にその音色を届けている。

 逗子市沼間で幼稚園・保育園を運営するかぐのみ学園(石井稔江理事長)は昨年12月19日、同ピアノを招致し、逗子文化プラザさざなみホールで「戦後80年祈念 被爆ピアノを囲んで 平和を考えよう・伝えよう」を開催した。

 「平和の音色を逗子に響かせよう」のコーナーでは、ピアノを始めてまだ数カ月という子どもから、ストリートピアノで演奏活動をする上級者まで、一般公募、飛び入り参加者あわせて21組が演奏を披露した。

 町田市から参加した各地のストリートピアノで演奏活動を行っている「つゞら」さんは、親戚が長崎の出身ということから長崎市被爆50周年記念歌『千羽鶴』を披露。「被爆の事実は悲痛な出来事だが、戦後80周年という節目のこのような集いで生まれた新しい出会いを未来につなげたい」と思いを込めた。

 55歳からピアノを始めた沼間在住の谷口誠さん(60)は「当時の人はもっとピアノを弾きたかっただろう」と思いを馳せながら『エリーゼのために』を奏でた。

 沼間在住の50代の女性は人前でピアノを弾くのは初めてだった。広島の平和記念式典で被爆ピアノの存在を知り、今回、近隣での開催を聞きつけて会場を訪れた。15年前に事故で片足を失い、乗り越えてきた自身の苦しい境遇と、被爆の苦しみを重ね合わせ、「平和の祈りをピアノと共鳴できたらいいなと思った」と語った。

 石井理事長は「被爆ピアノの音色は平和の種。それぞれの人の心に響いて、種が芽になって、皆さんの心が平和の気持ちでいっぱいになったと思う。この音色の感動を心の糧にして平和を祈りましょう」と集まった人たちに呼びかけた。

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