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公開日:2013.02.08

日大生がミス日本に
鈴木さん 2825人の頂点

  • グランプリ伝統の王冠と打ち掛けを着て(写真提供=ミス日本コンテスト事務局)

  • 特別賞でもトロフィーを手にした(写真提供=ミス日本コンテスト事務局)

 「第45回2013年度ミス日本グランプリ」の決定コンテストが1月28日、東京・新宿の京王プラザホテルで行われ、日本大学生物資源科学部に通う鈴木恵梨佳さん(22)がグランプリに選ばれた。鈴木さんは、WEB投票で決まる特別賞も受賞し、史上5人目の2冠を獲得する快挙となった。



 全国から応募した2825人のうち、最終選考に残ったのは12人。ドラムロールが流れ、司会者が「グランプリは鈴木恵梨佳さん」と名前を呼ぶと、スポットライトが照らし出した。



 鈴木さんは、笑顔でなく泣き顔になっていた。「とてもびっくり。嬉しさに涙が溢れてしまいました」と歓びを表現。それまでの努力や協力してくれた人々のことが頭を巡り、想いが涙として溢れ出たという。



 大学では、造園緑地学研究室で、植物や日本庭園を使った空間デザインを学んでいる。2010年に学内のミスコンに選ばれ、翌年には「東京きものの女王」に選ばれた。髪が長く清楚な雰囲気で、和風美人といった印象だ。ミス日本には、「もっといろいろな経験がしてみたい」と挑戦した。



 審査員の1人で昼ドラマなどの脚本家として有名な中島丈博氏は「彼女を女優にしたい」と絶賛。審査委員長の酒井政利氏は「間や恥じらいといった『非言語』に重きを置いて審査した。鈴木さんは、話している時にどこか恥じらいがあり、黙っていても美しい表情で他候補よりも抜きん出ていた」と褒め称え、「ナチュラルで透明感のある女優の蒼井優のようだ」と印象を話した。



京都修行、努力が実を結ぶ



 9月に東日本代表となり、鈴木さんは、様々なプログラムに取り組み自分磨きに励んできた。最初は、東京きものの女王に選ばれ、「着物については人よりも強い」と感じていたが、講師から「あなたには着付けができないし、好きな作家の名前もいえないでしょ」と厳しい指摘を受け、考え方も変わった。何も知らなかったことが悔しくて、すぐに京都へ一週間の修行の旅へ出かけたという。



 大会委員長を務めるミス日本コンテスト事務局の和田優子氏は「今風にぱっちりした目ではないけれど、優しさがにじみ出ている」と話し、人一倍努力する姿勢を称えた。



 鈴木さんは「様々な経験は自分のインスピレーションの源だと思う。ミス日本の活動を通して、自分を表現できる機会が広がっていければ嬉しい」と抱負を語り「ミス日本は、責任の重さを感じるがまずは頑張って楽しめるようにしたい」と話した。

 

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