資源ごみや廃棄物を処理・リサイクルし、市民向けの環境啓発も担う複合施設「リサイクルプラザ藤沢」(桐原町23の1)で、建設中だった最後の1施設「環境啓発棟」がこのほど完成し、4月1日から全面的な稼働を開始した。
「リサイクルプラザ」全体の建設工事が始まったのは2010年9月。13年3月に「廃棄物処理棟」が完成し、同棟内にある「資源化施設」と「破砕処理施設」の2施設が先行して運用されていた。全体の建設費は48億2583万円。
今回新たに開所したのは、施設見学や体験学習を目的とした「環境啓発棟」。施設の模型や風力発電の体験設備、ゲーム感覚で資源や環境について学べる設備などが設置され、誰でも自由に訪れることができる。また体験教室と見学ホールも備え、今後は定期的な講演のほか、紙すき体験や廃食用油を使った石けんづくりなどのワークショップを開催。市環境総務課は「設備や催しを通じ、ごみの削減やリサイクルについて、市民の意識向上を図っていきたい」としている。
建物は鉄骨造の地上4階建てで、延床面積2586・22平方メートル。風力発電や太陽光発電の装置を備えて館内で利用しているほか、屋上や壁面に植栽し建物の温度上昇を防ぐなど、環境負荷の軽減を意識したつくりとなっている。
同棟の開館時間は午前9時から午後5時まで。日曜・祝日と年末年始は休館。
「環境都市として機能充実を」
3月28日に行われた開所式には、鈴木恒夫藤沢市長ら関係者約70人が訪れ、施設の完成を祝った。
鈴木市長は「施設を有効活用し、環境都市藤沢として一層の機能充実を図っていきたい」とあいさつ。その後、完成記念のテープカットが行われ、施設内の見学も実施された。
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