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公開日:2015.01.16

日藤「誇らしい」初の4強
全国高校サッカー準決勝 

  • ドリブルで突破する田場選手(写真提供=日大藤沢高校)

 サクラ色の快進撃が止まった―。第93回全国高校サッカー選手権大会の準決勝が1月10日、埼玉スタジアムで行われ、神奈川県代表の日大藤沢(佐藤輝勝監督)が0対3で星稜(石川)に敗れた。



 創部初の決勝を目指す日大藤沢と、今大会を制覇した星稜との争いとなった準決勝。会場の埼玉スタジアムには2万364人が詰めかけ、バックスタンドは両校のチームカラーであるピンクと黄色に分かれ、応援合戦も熱を帯びていた。



 試合が動いたのは、前半20分すぎ。星稜がPKを獲得し、そのシュートをGK鈴木孔明選手(2年)が好セーブで阻むが、こぼれ球のクロスをゴール寸前でクリアしようとしたヘディングがオウンゴールになり、日藤が先制点を許した。



 佐藤監督が「自分たちよりも落ち着いていて、試合功者だった」と振り返るように、その後も星稜のペースは続く。35分、左からのクロスボールをニアサイドで合わせたMF杉原啓太選手(3年)が、相手ディフェンダーに競り勝って2点目。さらに前半ロスタイム、ハンドで与えたPKをFW大田賢生選手(3年)に決められ3点差となった。



 後半、日大藤沢はエース・FW田場ディエゴ選手(3年)を中心に星稜ゴールに迫り、シュート6本を放つが得点できなかった。試合終了の笛が鳴ると、日大藤沢の選手たちは、ピッチにうなだれ顔を覆った。



 今大会3得点とチームを牽引した田場選手は「初めての舞台で緊張し、前半は受け身になってしまった。後輩たちにベスト4の壁を破ってほしい」と後輩へ夢を託した。



 1955年の創部以来初のベスト4に導いた佐藤監督は「選手が試合を通じて成長していき、たくましさを感じた。誇りに思う。もう一度、この舞台で戦えるように選手とさらに努力していきたい」と雪辱を誓った。

 

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