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新年の「屠蘇散(とそさん)」で延命長寿 薬酒の習わしで無病息災を
「新年あけましておめでとうございます。漢方では元日から3日までの三が日の朝に『お屠蘇(とそ)』を飲むと、1年間、健康で過ごせると言い伝えられています」。
お屠蘇(とそ)は十数種の薬草を調合した「屠蘇散(とそさん)」を酒やみりんに一晩浸した薬酒。約1700年前、中国の三国時代の名医・華佗(かだ)が1年間の厄よけや延命長寿を願ったのが始まりとされる。明の時代の書物によれば、三角の絹袋に入れて大晦日の夜から井戸につるしておき、元旦に取り出して酒に浸して飲む。松の内が過ぎたら、残りかすを井戸に投じると、水あたりしないという伝えがあるという。
「一家揃って雑煮の前に祝い、年少者から順次、年長者、来客にも振る舞います。一晩浸すと苦味が出て飲みにくいことがあるので、浸す時間を20分から40分にするだけで味、香り、色合いが程良く仕上がります。三が日を過ぎても構いませんので、ぜひお試しを」
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