藤沢 教育
公開日:2021.03.12
原爆の惨禍デジタルで
六会中でオンライン授業
教室と世界をつなげ、学びの可能性を広げよう――。六会中学校で先月26日、オンラインによる平和学習授業が市内で初めて行われた。
コロナ禍で校外学習の中止が続く中、2年生が取り組む平和学習の集大成として企画。オンライン会議システム「ズーム」を活用し、広島、アメリカと同校をリアルタイムで繋ぎ、学年一斉で授業を受けた。
広島の平和教育団体NPO法人PCVと(株)JTBの共同プログラム「ピースパークツアー」を活用して実施された。
当日は、各教室にプロジェクターを設置し、個々の学習用パソコンも活用しながら2限にわたる授業を実施した。広島とアメリカにいる講師とコミュニケーションを取りながら「自分にとって平和とは何か、を考える」をテーマに学習。デジタル技術で再現された原爆投下以前の広島市街地を巡るなど、インターネットならではの体験も行われた。参加した男子生徒は「原爆投下は大昔のことと思っていたが、バーチャルツアーを通じて身近な出来事だったのだと感じられた。平和は私たちが作っていくものだと思う」と話した。
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