緊急事態宣言に伴う時短営業に応じた飲食店に対し、藤沢市などが100万円を上限に貸し付けを行っていた超低利の「つなぎ融資」について、申し込み期限の2月26日までに計75件の申請があったことが9日までに市への取材で分かった。市によると想定を上回る申請数といい、宣言に伴い中小事業者が厳しい状況に立たされている実態が浮き彫りになった。
市と市商工会議所が計1億円を預託金として拠出し、かながわ信用金庫が窓口となって事業者へ県の協力金が支払われるまでの間、運転資金として0・95%の低利で貸し付ける仕組み。
1月15日から受け付けが始まり、市産業労働課によると審査を経て3月10日までに56事業者に融資が実行された。
申し込みの内、ほとんどは個人事業主などの小規模事業者だったといい、同課担当者は「資金繰りに窮し、事業が継続できないという切迫感の現れ。県協力金が支給されるまでの空白期間を埋める意味はあったと考えている」と話した。今後は協力金が順次支払われる見込みのため、つなぎ融資は予定していない。
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