5月14日に遊行寺で開催された女流棋士最高峰の棋戦「第15期マイナビ女子オープン」。藤沢市での開催は今年で2年目となるが、そのきっかけが、ふじさわ観光親善大使のつるの剛士さん。将棋親善大使をしている縁から、「藤沢の新たな魅力を発見するきっかけとなるかも」と市に提案。ふじさわ観光親善大使就任10年目を記念し、昨年から始まった。
同日、12年目の同大使に就任したつるのさんに、大使としての思いを聞いた。
―大使の仕事をする上で大切にしていることは?
2012年からご縁あって大使を務めさせていただいていますが、やるからにはとことんやろう、という気持ちでいます。その際「一市民として」のスタンスを大切にしているつもりです。暮らしているからこそ分かる藤沢の魅力を全国に発信しています。
藤沢市に越して今年で14年目となります。藤沢市は子育てをするのにも、暮らすにも、遊ぶにも、とにかく何をするにしても丁度いいまちです。普段働く東京都との距離感もほどよく、プライベートとの両立にも程よいサイクルです。藤沢の暮らしを満喫出来ているからこそ、仕事への活力や新しいアイデアが沸いてきます。大好きなまちです。もし大使になっていなくても、僕は藤沢市の魅力を周りにPRしていたと思いますよ。
―藤沢市の魅力とは?
一つに、柔軟さ、があると思います。サーフィンや釣り、音楽、畑など僕は好きなことがたくさんあるんですが、藤沢市では出来ないことはひとつも無いな、といつも驚かされます。昨年、今年と携わった江の島の海岸での武者行列など、これまでできなかった体験ができる地域が藤沢の魅力です。
新しいことを始めようとしている人たちも沢山いて、可能性が溢れるまちですね。海に行ったりすると、仕事では出会わないような人たちと交流できる。そういう横のつながり、ローカリズムにも魅力を感じます。
だからこそ、今回のような将棋のイベントのように、新しい魅力づくりも活性化するんだと思います。
藤沢市で生まれ育った方であっても、当たり前だからこそ気付かない地域の魅力があると思っています。東京からさほど離れていないのに、海があって、自然があって、歴史もあって、美味しい飲食店や魅力あふれるお店も多い。その一つ一つが藤沢の魅力になっているのではないでしょうか。生まれ育った人にとっては当たり前のように感じているかもしれませんが、藤沢市出身ではない自分だからこそ感じる地域の魅力を、市内外の方に伝えたいと思っています。藤沢は、可能性にあふれた街ですね。
―これからの藤沢市の観光について
藤沢市の魅力であるローカリズム、地域の一体感が、引力となって、観光や移住者など、多くの人の注目を集める地域です。 新しく藤沢という場所で夢を叶えるために頑張っている人、夢を叶えた人が、また周りに夢を与えていくというつながりもいいですよね。
僕の考えとして、大人が楽しんでいる様子を見れば、子どもたちも楽しんでくれるんじゃないか、というものがあるんです。だから、まずは自分自身が思い切り藤沢での暮らしを楽しむようにしています。子どもたちが何にでも挑戦でき、大人たちがその挑戦を応援してくれるような雰囲気も、藤沢市の魅力として、広く知ってもらえたらなと思います。
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