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公開日:2024.01.19

下土棚遊水地公園
新たな憩いの場に
一部開園 大雨時は貯水機能

  • 開園した下土棚遊水地公園A池

  • 開園式典でのテープカットの様子

 藤沢市の中央部を南北に流れる引地川が大雨などで氾濫した際、遊水地機能を果たす下土棚遊水地公園(下土棚)が14日、開園した。治水対策の一環として県が2006年から整備を進めてきたもので、平時は市民が利用できる都市公園として活用する。同日に開園式が開かれ、市や地元自治会関係者など約40人が出席。新たな憩いの場の完成を祝った。

 同遊水地(総面積14ha)は湘南台高校(円行)北部に立地。A〜Dの4つの池から成り、今回開園したのは最も大きいA池(約2・8ha)。芝生広場やグラウンドなど3つの広場を中心に管理事務所やジョギングコース、ベンチなどを備える。

 この日、開園式で鈴木恒夫市長は「平時の利用方法については地域と話し合いを重ねてきた。憩いの場として多くの市民に利用してもらいたい」とあいさつ。関係者のテープカットが行われ、昨年末全国大会でグランプリに輝いた湘南台高校吹奏楽部「White Shooting Stars」が演奏とダンスで開園に花を添えた。

 同遊水地は洪水時、約46万㎥の水を一時的に貯留することが可能で、浸水面積を約25万㎥減少する効果がある。県は今後、24年度からは多目的スポーツ広場として活用できるC池を整備。B池は自然観察ができるビオトープと親水広場、D池は散歩広場などにする予定で、順次整備を進めていく。

 この日、親子で足を運んだ湘南台在住の40代男性は「広々としていて開園を楽しみにしていた。子どもと一緒に利用していきたい」と話した。

 同公園の利用時間は午前8時30分から午後5時(4〜9月は午後6時まで)。アクセスは湘南台駅西口から徒歩約20分。駐車場あり(36台)。

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