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藤沢 ピックアップ(PR)

公開日:2025.09.24

さぁ、銭湯へ行こう。藤沢でぽかぽか――ノスタルジックな空間に酔いしれて

 銭湯――。それは記者の心身を癒してやまない場だ。ここでは健康ランドやレジャー施設などに見られる「その他の公衆浴場」ではなく、地域住民の日常生活で健康衛生上、必要な場として利用される「一般公衆浴場」をさす。藤沢市内には2カ所あり、定期的に催しも開かれている。

2025年度イベント企画

◆「特殊詐欺防止講座」が10月2日(木)午前10時〜、JR藤沢駅北口徒歩7分の「富士見湯」で開催される。講師は藤沢警察署の職員。

【店舗情報】藤沢1003の8/【電話】0466-23-4656/営業時間午後3時〜10時/木曜定休

◆「スマホ基本操作相談会」が12月4日(木)・11日(木)、小田急六会日大前駅徒歩5分の「栄湯湘南館」で行われる。六会市民センター生涯学習事業の一環。【1】正午〜午後1時【2】午後1〜2時、各回定員3人(先着順)。11月20日(木)〜電話で受付開始。

【店舗情報】亀井野1の10の13【電話】0466-81-2967/営業時間午後3時〜10時/火曜定休

 いずれも無料(入浴料は別途)。シニアに喜ばれそうな内容だ。

「美肌と健康に」藤沢・富士見湯

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 壁一面を彩る西洋画タイル。「超軟水の湯〜美肌と健康に〜」という説明書きによると、肌に優しく保温・保湿に優れているとある。超音波風呂や気泡風呂、座風呂、寝風呂、水風呂、サウナも。

 終戦した1945(昭和20)年に白石竹次郎さんが創業した「富士見湯」。現在は3代目の白石重治さんが店主を務める。父・武志さんと共に働き、40歳の時に代を受け継いだ。

 早い時間に高齢者、日が暮れるとサラリーマンがよく利用するそう。ここでコミュニティーが形成され、「高齢者の独り暮らしが多い世の中で、銭湯は安否確認の意味合いもあるかもしれない」と重治さん。「いいお湯」を維持するのはかなり重労働だが、「気持ちよかった」「ありがとう」という客の声が励みだ。最近では外国人客も訪れるという。

 「いつ来ても、いつ帰ってもいい。ここは自由に語り合う憩いの場。気軽に利用してもらえれば」

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「地下100mの水」亀井野・栄湯

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 「地下100mの水」を沸かし、客からは「肌触りがいい」と評判の「栄湯湘南館」。店主は北橋節男さんだ。

 時は大正末期、祖父の栄太郎さんが自身の名から一字取り、藤沢駅前の線路沿いに「栄湯」を開店した。その後、父の英信さんが一面畑だった六会日大前駅近くに、農家をターゲットとした「第二栄湯」を構えた。

 節男さんは社会科の高校教師だったが、英信さんが病気を患ったため、25歳で代替わりすることになった。

 広々とした休憩処には書籍がずらり。地域共生社会推進のため市が取り組む「地域の縁側」事業に参加し、毎週木曜に客が本を読んだり、話し合ったり、昔懐かしのレコードを回したりする。看板娘の88歳、花子さんもカウンターで待っている。

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藤沢浴場組合

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