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藤沢 スポーツ

公開日:2025.10.17

スポーツクライミング競技
神奈川県勢45年ぶり2連覇
両選手ともに藤沢市拠点

  • メダルを掲げる濱田選手(右)と仲田選手

 滋賀県で3日から5日に国民スポーツ大会(国スポ)のスポーツクライミング競技が開催され、藤沢市山岳・スポーツクライミング協会(東昭一会長)所属の濱田琉誠選手(16)と仲田和樹選手(14)ペアが団体2種目で優勝を果たした。濱田選手は昨年に続き2連覇。神奈川県勢の連覇は45年ぶりとなる。

 国スポクライミング競技は、各都道府県チームの出場選手(少年男子の部は各地方ブロックから上位2チーム)の成績による団体戦。ロープを支点に高さを競う「リード」と制限時間内にコースをクリアした数で競う「ボルダー」があり、1日目にリード、2日目にボルダーの予選の後、3日目に両種目の決勝という日程だった。「2種目の切り替えが難しかった」と濱田選手。濱田・仲田ペアはボルダーでは濱田選手が2位、仲田選手3位となり、リードは濱田選手がAルートで1位、仲田選手はBルートで完登を果たし1位となった。

 連覇を果たした濱田選手。「昨年の優勝は『まさか』という驚きが強かったが、今年は勝てるかもと思って臨んだ」と話し、「神奈川を背負っている責任を果たせて良かった」と安堵の表情を浮かべた。

 仲田選手は試合を振り返り、「予選では足を滑らせるなどミスが多かったので、決勝では頑張りたいという気持ちがあった」と完登へのうれしさをにじませた。

 神奈川県勢2連覇を45年前に果たしたのは、現在も同協会の会長として2人を見守る東さんだ。「当時は自然の崖を上っていたので、今とは環境やルールが異なるが、人の入れ替わりの激しい少年の部は連覇が難しい。今後も期待している」と称えた。

 来年は高校3年生として国スポに出場できる濱田選手。さらなる連覇に期待がかかる。「3連覇は中々ないこと。歴史に名を刻みたい」とした。

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