藤沢 文化
公開日:2025.11.21
鵠沼中ギター合奏部
4年ぶりの全国金賞
伝統の笑顔も魅せる
日本ギター連盟主催の「第56回 全日本ギターコンクール」が10月19日、藤沢市民会館で行われ、鵠沼中学校ギター合奏部が「合奏部門〜学校の部」で金賞を獲得した。
高校生も入り混じるコンクールだが、2021年には3大会連続の金賞受賞を果たした同部。22〜24年は、銅賞・銀賞・銀賞と悔しい結果が続いていたものの、今大会で4年ぶり4度目の金賞を手にした。
同部は16年、現在の部活動指導員で指揮者を務める元教諭の米山成二(64)さんが設立した。ギター指導者の資格を持つ米山さんの指導の下、部は数年で実力を伸ばし、全国の常連に。
今大会で引退する3年生も含め、主旋律を奏でる「アルト1パート」、ハーモニーを担当する「アルト2パート」、中音で和音を鳴らす「プライムパート」、低音を響かせる「バスパート」、最低音で全体を支える「コンバス・ギタロンパート」の5パートに分かれ、計64人で活動。部員の多くが中学校からギターを始めた。
コンクール当日は、課題曲のマーチ『ウサギとワニ』と自由曲の『海鳥』を演奏。『海鳥』は今大会のために、作曲家の畑中雄大さんに依頼した藤沢をイメージした曲だ。鳥の視点から見た人々の生活や海の風景、カモメの鳴き声などを大小さまざまなギターで表現した。
前部長の吉住彩花さん(3年)は「楽しそうに笑顔で弾くのが自分たちの強み」と話す。「鵠中スマイル」と呼ぶ笑顔は、部創設当時のメンバーから紡がれてきた伝統でもある。また同部での3年間を振り返り、「みんなと協力して一つの音楽を作り上げてきたのは一生の思い出。本当に楽しかった」と涙ながらに語る。現部長の似鳥なつ実さん(2年)は「先輩たちの意志を受け継ぎ、がんばっていきたい」と笑顔を見せた。
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