藤沢 文化
公開日:2025.11.21
幕末から明治生活の変化たどる
藤澤浮世絵館で企画展
辻堂駅北口の藤澤浮世絵館で企画展「黒船来航-幕末・明治の浮世絵-」が開催されている。12月14日(日)まで。
幕末の開国から明治中期まで、文明開化による生活や風景の変遷を53作品でたどる。市所蔵の作品の他、国際基督教大学博物館湯浅八郎記念館やICU図書館コレクションが並ぶ。
東海道五十三次コーナーでは黒船来航を知らせる瓦版が展示されている他、開港後の横浜を活写した歌川貞秀の『横浜開港見聞誌 初編・二編』や、当時の英国の新聞に掲載された外国人による日本の絵を見られる。
藤沢宿コーナーでは江戸幕府14代将軍の徳川家茂の上洛を描写した歌川芳盛の『末広五十三次 藤沢 南期乃松原』や、戊辰戦争を雪合戦に見立てた三代歌川広重の『むつの花子供の戯』を展示。江の島コーナーでは開国後に輸入された「洋紅」を用いて幕末の江の島を描いた二代歌川広重の『相州七里ヶ浜 江之島金亀山遠景之図』や、英国の新聞に描かれた島内の洞窟の絵が展示される。
企画コーナーでは明治以降の日本を紹介。歌川国利の『東京名所づくし』や、福沢諭吉が著した物理の教科書『訓蒙窮理図解』、生活様式の移り変わりを戯画化した歌川芳藤の『本朝伯来 戯道具くらべ』などが展示されている。
同館学芸員は「作品から江戸と明治の連続性が分かる企画展になっている。文明開化を少しずつ受け入れていった当時の空気を楽しんでもらえれば」としている。入場無料。開館午前10時から午後7時。(問)同館【電話】0466・33・0111
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