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藤沢 文化

公開日:2025.11.28

響け!絆の音色

 「第53回 マーチングバンド全国大会」が12月6日(土)と7日(日)、さいたまスーパーアリーナで開かれる。小学生、中学生、一般、高校の4部門で、演奏やパフォーマンス力を競い合う大会。藤沢市内からは11月8、9の両日行われた関東大会で金賞を獲得した「湘南ドルフィンズ・マーチングバンド」が小学生の部で、「県立湘南台高校吹奏楽部White Shooting Stars」が高校の部で出場する。2チーム共に「優勝」を目指し、練習に余念がない。

「全てを出し切る」県立湘南台高校吹奏楽部 White Shooting Stars

 湘南台高校吹奏楽部はおととし2年連続7度目のグランプリに輝き、昨年は強豪校の証である特別演奏演技団体として披露のみに終わった。

 また競い、順位を争う今年のテーマは「コミックス」。『スーパーマン』や『ピンクパンサー』、『名探偵コナン』、『ワンピース』といった漫画やアニメ、映画を題材にした。部長の菅原優奈さん(3年)は「猫の動きを取り入れたり、叫んだり、ショーが進むごとに漫画のコマ割りを模したパネルが色づいたりするなどの演出が見どころの一つ」と力を込める。

 「市内外のイベント出演で応援してくれる人も増えた。私たちとお客さんが一つになる瞬間が好き」とマーチングの魅力を語る副部長の松浦璃心さん(3年)。81人以上に規定される大編成を導くドラムメジャーの村上桜羽さん(3年)は「全てを出し切った表情で終え、日本一に輝きたい」と気合十分に語った。

「自主的に楽しく」湘南ドルフィンズ・マーチングバンド

 小学生で構成され、本町を拠点に活動し、17回の全国出場数を誇る強豪バンド。練習は土日祝日に小学校のグラウンドや市場などで行う他、水曜日には夕方に本町の音楽喫茶「クラジャ」で自主練習を行っている。

 同団体が掲げるのは「楽しく・のびのび・ワクワク」。演奏中の子どもたちは真剣かつ自然体だ。11月中旬の水曜にも、イベントや全国大会に向けた練習を行うため、メンバーが「クラジャ」に集合した。楽器を傍らに、お菓子なども用意され、和やかな雰囲気で始まった。

 だが、楽器を握ると表情は各々一変。全体を合わせる練習では音・足並みをそろえ、真剣に演奏の改善点を考え指摘し合っていた。「子どもたちが自主的に楽しくできる環境が大切」と西貝成一代表。小学4年生の男子メンバーは「全国で金賞をとり、6年生を喜ばせたい」と意気込んでいた。

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